肺炎について
3月を過ぎようやくインフルエンザの流行のピークが過ぎたような感じが致します。流行期にはインフルエンザと同等の頻度で肺炎の患者さんも数多く診察対応をさせていただきました。そこで今回は肺炎について取り上げたいと思います。
肺炎とは細菌やウィルスなど、何らかの病原体が肺に感染することにより急性の炎症が起こることを言います。
主に感染によって引き起こされる肺の炎症を肺炎と呼びます。
一方で間質性肺炎と呼ばれる、感染をきっかけとしない肺炎もあります。今回は感染による肺炎についてのみ取り上げます 。

院内でスタッフとワクチン接種についての勉強会を行っている様子です
感染性肺炎の分類と原因について
感染症による肺炎は主に5つに分類されます。
- 市中肺炎
- 院内肺炎
- 人口呼吸器関連肺炎
- 易感染性患者に起こる肺炎
- 誤嚥性肺炎
ですが、ここでは市中肺炎についてお伝えします 。
市中肺炎
病院の外で何らかの病原体に感染することで引き起こされる肺炎を市中肺炎といいます。
当院でも肺炎の患者さんから「何のウイルスに感染したのですか?」とよく聞かれます。原因となる主な病原体として肺炎球菌、インフルエンザ、マイコプラズマ、コロナ、RSウイルス、アデノウイルスなどがあげられます。
下の図をご覧ください。肺炎患者さんにおけるウィルス検出率です。
インフルエンザ、RSウイルス、ヒトライノウイルスが各9%となっており、ウイルスや細菌は検出されないことも多いです。空気中には様々なウイルスや細菌がいます。又、RSウイルスやヒトライノウイルス等は検査可能な医療機関がかなり少ないのが現状なので確定は困難なことが多いです。
予報対策としては
- うがい、手洗い、マスクの装着
- 歯磨きなどで口腔内を清潔にする
- ゆっくり食事して誤嚥を防ぐ
- 免疫力を高める・禁煙する
- 予防接種を受ける
があります
肺炎を予防するための最初のステップは、感染を防ぐことです。そのためには、うがいや手洗い、マスクの着用を徹底することが重要です。一度使用したマスクは汚染されているため、毎回新しいものに交換することをお勧めします。
高齢者になると、咳をすることや飲み込む動作が難しくなり、誤って唾液や食物が気管に入ることがあります。これを誤嚥と呼びます。
誤嚥が起こると、口腔内の細菌が気管に入り込み、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があります。
また、夜間に睡眠中に唾液が気管に流れ込むことがあり、唾液に細菌が含まれている場合、肺炎の原因となることがあります。
したがって、歯磨きなどを怠らず、口腔内を清潔に保つことは肺炎予防において非常に重要です。
また、免疫力を高めることも大切です。免疫力とは、外部から侵入する細菌やウイルスを排除する能力を指します。肺炎を予防するためには、この免疫力を向上させることが重要です。
規則正しい生活、特に適切な食事や十分な睡眠を確保することは、免疫力を強化するために不可欠です。また、持病がある場合は、その影響で体調が悪化し免疫力が低下することがあるため、持病の治療をしっかりと行うことが求められます。
さらに、喫煙は免疫力を低下させ、気管や肺に悪影響を及ぼすため、禁煙を検討することが望ましいです。
65歳以上の高齢者が肺炎を防ぐための方法の一つとして、「成人用肺炎球菌ワクチン」の接種があります。
また、インフルエンザが肺炎を引き起こすことが多いため、インフルエンザの予防接種も肺炎予防に寄与します。さらに、最近の新型コロナウイルス感染症の流行を考慮すると、新型コロナワクチンの接種も重要です。
最近では新しくRSウイルス感染症予防としてのワクチン接種も可能となりました。当院では上記のワクチン接種が可能ですので、御希望の方はお問い合わせ下さい。
※今シーズンのインフルエンザワクチン、コロナワクチン接種は終了しました。
ワクチンについて
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予防接種は受けられますか?
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はい、インフルエンザワクチンや各種予防接種を実施しています。
詳細なスケジュールや予約方法については、お電話または受付でご確認ください。
【当院で行える予防接種】- インフルエンザ
- コロナワクチン
- 帯状疱疹(西宮市在住の50歳以上の方は4000円の補助があります※R6年度中)
- 風しん、麻疹のMR
- B型肝炎
- 子宮頚がん
- 肺炎球菌
- おたふく
最近はRSワクチンも接種していただけます。
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