院内における多職種間の情報連携の重要性について

スタッフの連携

医療機関における多職種連携の重要性

医療機関には医師、看護師、受付、事務、薬剤師、ソーシャルワーカー等多職種が働いています。それぞれが独自の業務をこなしながらも、適切な連携を取ることで患者さんに最良の医療サービスを提供することができます。

情報共有の不備による問題点

カルテの指示が伝わらない場合

医師が患者さんへの指示をカルテに記載しても、他の職種がそれを見落としてしまうと、適切な対応がなされないことがあります。結果として患者さんが必要な治療を受けられない、あるいは対応が遅れ、ギリギリの状況で処置をすることになってしまいます。

検査結果の共有不足

検査は受けたものの説明がなかった、結果の一部のみが伝えられた、もしくは他の職種に情報が伝わっていない場合、適切な判断ができないこともあります。こうした問題は、職種間の情報共有が徹底されていれば未然に防ぐことができます。

しかしながら、残念なことに、きちんと連携が取れていない医療機関が存在していることも事実です。

情報連携の難しさ

情報が共有され連携が取れていることは重要な事にも関わらず、一見しただけではわかりません、そこが難しいところです。

連携がとれていなければ患者さんが不利益をこうむります。医療機関を受診し、医師の診察には特に問題は感じなかったが何か疑問や不安を感じるというのは、もしかしたらこのあたりに原因がある可能性もあります。

当院の取り組み

当院ではそれぞれの職種が責任感を持って業務をこなし、その上でうまく連携が取れるよう体制を整えています。重要になるのが専属のコーディネーターの配置です。このコーディネーターが全体の流れを把握して一人一人の患者さんの情報が共有されているか、もれがないかをチェックしています。

又、当院での検査結果のみならず、他院からの検査結果内容に関しても複数の職種により確認を行っています。他にも検査結果が当院に届いているかどうかのチェックも行っており、きちんと正確に患者さんに届くようサポートしています。

目に見えない連携の重要性

このように、医療機関の情報共有や職種間の連携は、患者さんには直接見えにくい部分ですが、非常に重要な役割を果たしています。適切な連携により、患者さんに寄り添った正しい治療を実現できるのです。

患者さんが最大の治療効果を発揮するためには患者さんと医療機関の信頼関係が非常に重要となってきます。その信頼を得るため当院ではコーディネーターを中心として多職種がきちんと情報共有を行い治療ができる環境を整えています。

何かご心配がございましたらお気軽にご相談下さい。

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