インフルエンザと新型コロナ流行の動向について

1/17(水)に関西医科大学附属病院呼吸器感染症・アレルギー科の宮下修行教授の勉強会にオンライン出席し、かかりつけ医のための最新情報を教えていただきました。今回はその内容の一部をわかりやすく皆様にお伝えしたいと思います。

2024年2月現在新型コロナ第10波とインフルエンザが流行しています。現在の流行のコロナ株はJN1、インフルエンザは年末まではA型、1月に入ってからはB型も流行し始めています。

JN1株の特徴としては発熱、咳、喉の痛み、倦怠感、下痢、嘔吐、頭痛、息切れ等です。熱が無くこのうち1つの症状だけでもコロナ陽性の方がおられます。ですので咳だけだから大丈夫と思わず医療機関を受診してきちんと検査、処方を受けることが後の後遺症を発症するリスクを下げることにつながりますので、ぜひ受診なさって下さい。

コロナとインフルの症状はこのように似ている為検査をしないとわかりません。ただインフルエンザ薬は検査をして陽性(+)判定が出ないと保険での処方ができないので、検査を受ける意義はあると考えます。コロナ感染後の後遺症についても色々なことがわかってきました。次回のコラムではこのコロナ後遺症についてお話したいと思います。

東京都におけるJN.1株の割合

東京都:モニタリング分析「令和6年2月8日公表」より転載

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